一般的なものでは、ラベンダー、ミント、バジル、カモミール
パセリ～、セージ、ローズマ～リ～＆タ～イム♪

思わず歌ってしまいました（;´▽｀A``
上に名前を挙げたものは外国から入って来たものですよね。
でも、日本にも素晴らしいハーブがたくさんありますよ。
先日記事にしたアロエや、ドクダミ、ゲンノショウコなどなど…

日本のハーブとして一番良く利用されているものといえばサンショウ（山椒）ですね。
別名をハジカミとも言い、鎮痛、解毒、胃腸の健康、寄生虫駆除などの効能があるため、古来から利用されてきました。
文献によれば、縄文時代の遺跡からも発見されているそうですよ。

葉は春先の新芽を使った木の芽和えや、焼き物などの彩り、吸い口などに、花も花山椒として料理に使われていますね。

実は粉山椒にして香辛料として使われますが

私は毎年実山椒の佃煮を作っています。
佃煮にするとご飯に乗せるだけで美味しいですよ。

さて取り出しましたるは、すり鉢とすりこ木… なんてガマの油売りじゃありませんが、私が愛用しているすり鉢とすりこ木です。
長年使っているので年季が入っております(=^▽^=)

重要なのはすり鉢ではなく、すりこ木のほうです。
自宅にあるサンショウの木の幹を削って作りました。
形は不恰好ですが、使い勝手はいいですよ。
擦るたびにごくわずかに木が削られて、サンショウの持つ香りと効能が料理にプラスされます。

サンショウは、葉も花も実も料理やスパイスにもなり、幹はすりこ木にもなるという、日本の優れたハーブですね(≡^∇^≡)

今日はサンショウを使って簡単なお料理を作ってみました。
魚屋さんで良いサザエをみつけたので、壺焼きにしました。
醤油とみりんをたらして粉山椒を少し振って焼きます。

焼き終わったら、上にサンショウの葉を乗せて出来上がり。
簡単過ぎてレシピも何もありません。
何がなんでもサンショウを使いたい（ブログ記事にしたい(;^_^A）ので、無理やりな使い方かと思ったのですが、サザエの匂いとサンショウの香りって意外に合いますね。
美味しくいただきました。

今日使ったサンショウの葉は庭で収穫したものですが、その木は私が植えたものではありません。
一昨年の春、庭で草むしりをしていたときに、庭木の根元で小さなサンショウの苗を見つけました。
もともと庭にあったサンショウの木とは種類が違うようなので、どこかからタネが飛んできたのか、鳥が運んで来たものか…

このとき樹高6cm程度、こんなに小さくてもしっかりサンショウの香りがしていました。
その場所では庭木の枝が邪魔で大きくなれないと思って、鉢に植え替えましたが、サンショウをタネから育てたこともなく、調べてもこんな小さな苗の育て方はわからないので、ちゃんと育つかどうか不安でした。

でも1年後にはこんなに大きくなりました。
今ではもっと大きく、立派な木になっています。

こんなふうに植えた覚えがまったくないものが突然生えてくるということは、私の庭ではよくあることなんですよ。
10年くらい前の台風のあと、突然ユキノシタが生えたということがありました。
台風前にはそこには何もなかったはずなのに、台風後に庭の様子を見に行ったら、まるでずっと前からそこにあったような風情でユキノシタの苗が鎮座していました。
風で苗が飛ばされて来たとしか思えないのですけど、それにしても上手い具合に着地したものです(≡^∇^≡)

7年前には庭石のすき間にエビネが芽を出しました。
これはたぶん鳥がタネを運んで来たものでしょう。
ジエビネだと思うのですが、勝手に生えてきたものなので、私はまったく世話も何もしません。
それなのに毎年春になると勝手に芽を出し、勝手に花を咲かせ、勝手に消えています。

エビネなんて、山野草の店で苗を買ってきて一生懸命世話をしても、なかなか上手く育てられないのに、何もしないで放置していたらちゃんと育ってるなんて…
よほどこの場所が生育環境に合っていたのだろうと思いますが、こういうのを見ると「ガーデニングっていったい何なのだろう」と考えてしまいます。

でも植物って本来そういうものなんですよね。
環境さえ合えば、ちゃんと自分で育つようにできているんです。
下手に人の手など加えないほうが良いのかもしれませんね。

和ハーブも素敵！！ 【サンショウ】

和ハーブも素敵！！　【サンショウ】