この旅行を思い付いたのは、東川篤哉氏の『もう誘拐なんてしない』を読んだのがきっかけで、そういえば下関って通過することは多いけど、あらためて行ったことはないなぁと気づき、行ってみることにしたのです。
メインの目的はふぐ料理ですが、小説の舞台を訪ねる旅でもあるのです。
旅情あふれる小説というわけではないですけど…(^^;

天気予報は「晴れ時々曇り」でしたが、予報通りというか、海の天気は変わりやすいというか…
今青空が広がっていたかと思うと、次ぎの瞬間にはもう空一面が薄雲に覆われたりで、変化の激しいお天気でした。
でも雨が降るようなお天気ではないので、ときどき雲があって過ごしやすかったと思います。

17日の朝出発して、中国自動車道を一路西へ。
因みに、大阪方面から九州方面へ（あるいはその逆も）車で行く場合、山陽道を通る人が多いと思いますが、広島から下関までなら中国道のほうが近道なのです。
距離的にも短いですが、交通量が圧倒的に少なく、まるでプライベートハイウェイ（*^▽^*）快適な旅ができます。
山陽道と合流する山口JCT以降は交通量も増えて、ちと不愉快になったりするんですけど…

下関ICで高速道を降りて、最初に目指した場所は唐戸桟橋。
今回の旅行はここを基点にして移動しています。
ここから船に乗って、巌流島へ渡ります。
おっと、その前に飲み物を用意しなくちゃ！
巌流島は無人島で、売店も自動販売機も飲み水もありません。
こんな暑い時期に飲み物を忘れると、ひどい目に遭いますよ。
幸いなことにというか、それを狙ったようにというか、桟橋の前にファミマがあるので、そこで調達して行きましょう。

そんなことを言ってるうちに船が来ました。
壇ノ浦クルーズ船・フロンティア号です。
船室以外ならペットもキャリーバックやカート不要で乗船できます。

唐戸桟橋から巌流島までは直行すれば3分で行けますが、この船はそれだけではなくて、壇ノ浦周辺の観光案内もしてくれるので、巌流島到着まで10分ほどかかります。
さらに巌流島トレジャーハンティングというサービスまで付いて、往復で大人400円、小学生以下の子どもとペットは無料です。

出航です。
船はまず巌流島とは反対方向の、関門橋のほうへ向かいます。
関門橋の向こう側が壇の浦古戦場ですね。

左手に見えますのは赤間神宮でございま～す。
壇の浦の合戦に敗れて、波の下にも都ありと入水された安徳天皇を祀る神社です。
ここは午後から行くので説明は省略。

さらにその左手、方角で言うと西の方にある建物は史蹟・春帆楼です。
1895(明治28)年4月17日、日清講和条約（下関条約）締結の会場となったところです。

豊臣秀吉の「ふぐ食用禁止令」によって、日本人は長い間ふぐを食べることが出来なかったのですが、明治なって伊藤博文によりふぐ解禁となったとき、「ふぐ料理」の公許を受けた第1号店がこの春帆楼で、史跡でありながら現在も割烹旅館として営業しています。
春帆楼といえば東京・大阪・名古屋・北九州に支店があるので御存じの方もおられると思いますが、その本店がここなんですよ。

フロンティア号の船長さんには、他にもいろいろ観光案内をしていただきましたが、それはここでは省略して、船はUターンして巌流島へと向かいます。
関門橋よ、さようなら～(^-^)ノ~~ また後でね～（＾＿-）☆

🚢巌流島連絡船 – 関門汽船株式会社
　山口県下関市あるかぽーと（唐戸桟橋）

巌流島桟橋で船を降りてすぐのところにあるのが、武蔵小次郎決闘の地の木碑と巌流島文学碑です。

巌流島でのお話はまたこの次ということで、とりあえず記念写真です。
次回へつづきます。

🚩巌流島
　山口県下関市大字彦島字船島

次回記事⇒✨わんこと一緒に下関②　巌流島散策

わんこと一緒に下関① 壇ノ浦クルーズ

わんこと一緒に下関①　壇ノ浦クルーズ